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No.2035 - 今日のひとことログ

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■LOG No.2035

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No.2035 〔949文字〕

バッテリは、満充電や完全放電のような極端に片方に寄っている状態で最も負荷がかかって劣化しやすくなる。したがって、バッテリの劣化を遅らせたいなら、(充電時には)満充電にはせず80%程度の充電に留めておき、(使用時には)完全放電してしまうよりも前に充電する方が望ましい。つまり、バッテリの残量を常に20%~80%くらいの間に留めておくような感じだ。ノートPCの場合には、そのようにしてバッテリを長持ちさせるために「80%まで充電したら充電が止まる」設定ができる製品がある。私が仕事用に使っているPanasonic製ノートPC「Let's note」もそうだ。私はこれに大容量バッテリを接続して、80%以上は充電されないエコモードに設定して使っている。しかし、私が利用しているモバイルルータにはそのような仕組みがないので、充電器に挿すと100%まで充電してしまう。ただ充電するだけの場合なら「100%になるよりも前に自力で充電を止める」という手があるのだが、『モバイルルータをクレードルに挿して有線LANも兼ねるルータとして一時的に使う』という場合には、クレードルに挿した時点で充電も開始されてしまうために、100%まで充電されてしまうのが避けられない。しかも、電源から常時電力が供給されているためバッテリに蓄電された電力は消費されないので、ずっと満充電状態が維持されてしまって、バッテリには負荷がかかり続けてしまう。モバイルルータは、外に持ち出しているときの持続時間が重要だから、元々「バッテリの寿命を延ばす」という考慮はされていない製品なのだろうけども。せっかくクレードルを使うことで有線LANルータとしても機能する高機能なモバイルルータなのだから、充電を80%程度で留めておく機能も付けておいて欲しかった気はする。メーカーが交換用バッテリの在庫を潤沢に用意しておいてくれるなら、まあ消耗品と割切って2年に1回くらいの頻度でバッテリを買い換えても良いのだが、この手の小型機器のバッテリは汎用度が低いので、製品製造から少し経つと、もう代わりの純正バッテリが入手できなくなっていたりしがちなのでちょっと困るのだ。リチウムイオン電池は発火事故が怖いので、製造元のよく分からない互換バッテリは使いたくない。📗
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